※ 個人が趣味で行う鉄道模型工作の記事です。記載内容の加工方法については一切の責任を負いません。


【Nゲージ】交換駅モジュールの制作

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電化ローカル線、山峡の交換駅のモジュールです。
鉄道模型趣味(TMS)誌のレイアウト・コンペに応募し、佳作を受賞しました。

2作目は電化ローカル線の交換駅モジュールです。
1800mm×300mmのスペースに4両編成を有効長とするホームを設置した山峡の駅を配し、淡い緑色の草木で春を表現しました。
線路際の標識類や信号機も自作し、架線柱には照明も組み込んでいます。架線を張って、電化区間らしさも追及してみました。

@ 線路とストラクチャー
A アクセサリー
B シーナリイ
C 仕上げ
D 完成

1800mm×300mmのベース

〜900mm×300mmのレイアウトボード2枚〜
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ベースはKATOのモジュールパネル普及形を使用します。
その上に建材のスタイロフォームを乗せて防音効果も合わせて線路を敷設します。

@線路とストラクチャー

線路を敷き、ストラクチャーを作ります。

線路の敷設

〜フレキシブルレール〜
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レールは PECO のフレキシブルレール・Nファインを使用しました。
KATO のコルク道床を敷き、その上にフレキシブルレールを設置します。

ストラクチャー

〜道路橋〜
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道路橋はロクハンのZゲージ用複線トラスを利用します。
手すりを切り取ってトラスの内側に移動し、アングル材で切り口を塞ぎます。色はタミヤのアクリル塗料のフラットフレッシュとしました。

〜トンネル〜
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トンネルポータルは周辺のコンクリート擁壁を合わせて、工作用スチレンボードから作ります。
グレーに塗装後、タミヤのテクスチャー塗料でコンクリートを表現し、ウェザリングを施しました。

〜駅本屋〜
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和巧のペーパーキット「駅舎弐」を組み立てます。
チップLEDによる照明を組み込みました。

〜駅事務室〜
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駅本屋の事務室内を作り込み、机や戸棚、書類や荷物なども置いておきます。

〜駅便所〜
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駅本屋のペーパーキットに含まれている便所を組み立てます。
室内を仕切り、駅の内外から利用できる構造とし、個室も扉を付けて表現しました。電球色のチップLEDで照明を灯します。

〜ホーム上の待合室〜
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駅ホームの待合室は、TOMYTECジオコレを利用します。
室内外とも塗装し直し、作り付けの椅子や時刻表、ポスターなどを設置します。

〜トラス橋〜
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鉄道の橋梁はトラスとしました。TOMIXの単線トラス橋を使いますが、PECOフレキシブルレールとの接続のため、線路部分はKATOのガーダー橋から調達しました。
タミヤのアクリル塗料コックピット色(日本海軍)で塗装し、プリンターで印刷した橋梁名をトラスの柱に貼り付けました。

〜架線柱〜
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駅構内の架線柱には照明を組み込むため、柱を真鍮パイプで作ります。
ビームはKSモデルのアングル材を利用して加工しました。

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Aアクセサリー

線路際のアクセサリーや駅に付随する小物を色々と作ります。

線路際のアクセサリー

〜停車位置標識・速度制限標識〜
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線路際の鉄道標識を作ります。
支柱は真鍮角線です。

〜勾配標・距離標など〜
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距離標などはプラ角材を削り出して作りました。

〜ハシゴ〜
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電化区間に欠かせないハシゴは、こばるのエッチング製品に燐青銅線をハンダ付けして立体感を増し、真鍮角線の支柱に接着しました。

〜車輪止め(開)〜
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引き込み線の貨物ホームには、車輪止めを付けて転動防止を図ります。
線路の内側は固定しています。

〜車輪止め(閉)〜
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線路の外側は差替え式として、開閉状態の両方が楽しめます。

〜車両接触限界標〜
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分岐にある車両接触限界標は、プラ角材から削り出しています。

〜二灯式信号機〜
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信号機も自作します。
真鍮パイプやプラ板などで庇も含めて作り、チップLEDで緑と赤に点灯します。
点検用のハシゴは、こばるのエッチング製品を利用しました。

〜架線終端標識〜
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引き込み線の架線柱には、架線終端標識を掲示しました。

駅に付随する小物

〜タブレット閉塞機〜
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プラ角材や真鍮線からそれらしく形を整えます。
朱色に塗って駅本屋の張り出し室に設置しましたが、モジュール完成後は殆ど見えなくなりました。

〜防火用水のドラム缶〜
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プラ丸棒にプリンターで印刷した「防火用水」の紙を巻き付けて作りました。

〜洗い場〜
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蛇口はφ0.2mmの洋白線をハンダ付けして作り、ホースは電子機器配線用の色付きエナメル線です。

〜タブレット授受器〜
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単線の交換駅はタブレットによる閉塞として、ホーム上にはタブレット授受器を設置します。
真鍮パイプや洋白線、金属帯やプラ板の接着などにより組み立てました。

〜駅名標〜
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プラ角材とプリンター印刷の厚紙による組み合わせです。
国鉄風の書体で前後の駅名やローマ字表記を印刷していますが、肉眼では全く読めません。

〜名所案内〜
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駅名標と同様のつくりです。若干背を高くして変化を持たせました。
南アルプスの登山口であることなどを想定して文字を印刷していますが、やはり肉眼では読めません。

照明の組込み

〜駅ホームを照らす〜
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ホームに掛かる架線柱などに照明を組み込みます。
光源は台枠裏のチップLEDとして、光ファイバーで導光します。

〜室内灯を灯した列車〜
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列車を置いて様子を確認します。

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Bシーナリイ

川や木々を整えます。

中流域の川

〜天然の川砂を使う〜
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川床は塗装ではなく、天然の川砂を敷き詰めました。
天竜川の川砂の目が細かいものを調達しています。

〜水を入れる〜
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水素材は、ウッドランドシーニックスのリアリスティックウォーターです。
水性アクリル塗料で水素材に色を着けています。

〜川下りの舟〜
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天竜川の川砂を使ったので、日本ラインよろしく川下りの舟を浮かべます。
舟底の波しぶきを一体に表現することで、川面の何処にでも置くことができます。
舟は、グリーンマックスの小舟からの改造です。

樹木

〜ブナの木〜
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ジオコレの欅(ケヤキ)の幹にミニネイチャーのブナの枝葉で作った樹木を駅ホームに沿って植林します。
幹はグレーに塗装、緑や茶でブナの木肌を表現してみました。

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C仕上げ

架線を張り、小物を設置して仕上げます。

架線

〜釣り糸などを利用する〜
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架線は試行錯誤の連続でした。
モデルカステンのストレッチリギングとメタルリギング、釣り糸用のナイロン製ラインを使ってまとめています。

貨車

〜貨物ホームの荷降ろし〜
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引き込み線貨物ホームの貨車は扉を開けて荷降ろし風景を演出します。

駅の植栽

〜お地蔵さんのある駅〜
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ジオコレのバス停からお地蔵さんを持ってきて建立します。

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D完成

モジュールの完成です。

完成したモジュール

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飯田線風のローカル電化路線モジュールが完成しました。

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