撮影三昧と海の幸、足を延ばして高山へ 〜大糸線撮影行〜

(2009年12月)

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終焉迫る大糸線の国鉄型気動車キハ52。
ロケーションも含めて、以前から撮影してみたいと思っていた路線と車輌ですが、車輌の置き換えを間近に控えた2009年の暮にようやく実現できました。

今回の旅は撮影中心であり、一人で行く予定でした。
たまたま見ていたテレビ番組で、糸魚川の港にあがる蟹などを食べるシーンが映りました。
なるほど、冬の日本海は海の幸が豊富であり、糸魚川も例外ではないのです。
そこで妻を誘ってみたところ、二つ返事で同行するとのことでした。
撮影にはレンタカーを借りることにしていたのですが、折角なのでドライブも楽しむこととして岐阜県の高山まで足を延ばすことにしました。
狙いはもちろん「飛騨牛」です。
早速、糸魚川二泊、高山一泊の行程を計画し、出発しました。


糸魚川へ
〜特急「はくたか」に乗る〜
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仕事の都合で、妻とは越後湯沢で合流しました。
糸魚川までは金沢行の「はくたか」に乗車します。

キハ52との対面
〜糸魚川駅4番線ホーム〜
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糸魚川で下車して、ホームの先端まで行くとそこが大糸線の乗り場です。
程なく平岩からの433D列車が到着しました。乗客は僅かに3名でした。そのまま、車内の明かりを消して、運転士は車輌を離れました。エンジンは掛けたままです。誰もいないホームで早速撮影を始めました。
糸魚川に到着した時点で既に闇の中でしたので、駅以外での撮影はできません。
レンタカーの手配と宿でのチェックインを済ませて、市内の寿司屋に向かいました。

初日の夕食
〜糸魚川の寿司屋1軒目〜
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店は食べ物担当の妻に任せていますが、事前に調べ上げた情報は完璧です。妻は食べ物のことになると素晴らしい才能を発揮してくれます。

写真のネタは、左から平目・めだい・甘えび・バイ貝・マツガレイ・サヨリ・生ダコ・ズワイガニです。
どれも美味しいのですが、サヨリの甘みのある味は衝撃でした。
列車撮影がなくても、是非また糸魚川を訪れたいと心に刻みました。
他にも何品かの寿司を注文し、大満足の初日を終えました。

大糸線キハ52の撮影
〜平岩駅の始発列車〜
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2日目は大糸線の始発から撮影を開始しました。
妻を残して暗いうちに宿を発ち、平岩へ向かいました。

例によって大糸線のダイヤグラムは表計算ソフトのExcelで作成済みです。撮影の候補地も書き入れて地図と合わせて準備しました。
天候によって幾つかの行動パターンを考えましたが、撮影地は現場に行ってみないとわからないことも多く、臨機応変な対応が求められます。
写真は上り始発の糸魚川発南小谷行き(420D→422D)です。


〜第五姫川橋梁〜
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松本市内在住の学生時代に何度がドライブした沿線で、土地勘はありましたが、大糸線の非電化区間での列車撮影は初めてです。
そんな訳で有名撮影ポイントを中心に行程を組んでいました。
ここも有名なポイントですが、生憎の雨模様のためか、私以外に撮影者はいません。

この日は、何処へ行っても私一人だけで、列車撮影をされている方に逢うことは一度もありませんでした。

初日の昼食
〜温たまカツ丼〜
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ちょうど昼どき、列車の間隔が2時間ほど空くのを利用して沿線の「道の駅」で昼食をとりました。
この日は雪にこそなりませんでしたが、風が強く冷たい雨が降っていました。 冷え切った身体を暖めるため、温かいものを注文しました。

午後の撮影
〜李平〜
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午後も何箇所か回って撮影しました。
大糸線も非電化区間の南小谷・糸魚川間は列車本数が少ないのですが、撮影ではロケハンや準備などを考えると、ちょうど良い間隔のように感じます。 天候が良かったり、春先などの気候が良い時期ならなおさらです。
写真の周辺は小さな集落ですが、雰囲気がよく直ぐに気に入ってしまいました。

キハ52に乗車
〜糸魚川発平岩行434Dは運休〜
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雨は止まず、撮影もそこそこにして折角なのでキハ52に乗ることにしました。 ちょうど夕方に糸魚川−平岩間を往復する列車があり、糸魚川に戻ってくるのが午後6時過ぎです。 この日、妻は一人で金沢へ観光に行っていたので、糸魚川での合流にもぴったりの時間でした。
ところが発車時刻になっても動く気配が無く、嫌な予感がしたのですが、案の定、風が強いため運休となってしまったのです。


〜北陸本線の普通列車〜
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大糸線は代行バスに乗換えとの案内がありましたが、キハ52の乗車が目的であるため払い戻しをして宿に戻ることにしました。
改札を出る直前に北陸本線の列車に気づきコンデジで写真を撮りました。
旧色に塗装しなおされた交直流急行型電車の3輌編成でした。

2日目の夕食
〜糸魚川の寿司屋2軒目〜
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2日目の夕食も寿司屋です。前日とは違う店ですが、この店も素晴らしいネタが用意されていました。
寿司の前に少しつまみながらビールをいただくことにしました。店のおすすめを片っ端から注文します。
写真は「どろえび」です。名前のとおり茶色がかっています。大きさは小振りな車エビくらいでしょうか。焼いてありますが、殻のまま“まるごと”いけます。 妻は「どろえび」が一番気に入ったようです。


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「蟹みそ」、「蟹の刺身」などを注文して写真の「親不知のもずく」をいただきました。
酢味噌で和えてあり、食感がたまりません。「もずく」と言えば、「もずく酢」くらいしか思いつきませんが、これは全く別のものです。 シャキシャキした歯ごたえですが粘りもあり、酢味噌の加減がちょうどよいのです。

味噌汁で〆て、2日目も大満足でした。

キハ52に乗車(リベンジ)
〜始発列車で平岩まで〜
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3日目は高山への移動日です。 昼過ぎに高山に入る予定でしたので、出発時間まで大糸線を堪能することにしました。
まずは前日のリベンジです。糸魚川から南小谷行始発列車で平岩まで行き、次の平岩折返しの列車を待って糸魚川に戻る計画です。
前日のような強風は無く、運休は免れそうです。
しかし、天候は期待できませんでした。


〜平岩で折返し〜
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始発列車を平岩で下車し、南小谷行の出発を見送ります。
すると直ぐに平岩折返しの糸魚川発2番列車が到着します。
南小谷行が視界から消えて、糸魚川方面に目をやると2番列車はもう見えています。
1日のうちでもこの時だけ、列車本数が多いような錯覚を起こしますが、到着した列車に乗客はいません。

画像は平岩に到着する折返しの424D列車です。
(この画像のみビデオから取り込んだもの)


〜平岩から糸魚川まで〜
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折返しの421D列車の乗客は私一人だけです。 隣駅の小滝からの乗客も無く、2つ先の根知から一人、頸城大野から三人ほどが加わりました。


〜糸魚川のレンガ車庫〜
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糸魚川に戻り、大糸線のホームから有名なレンガ車庫を撮影しました。
北陸新幹線の工事を理由に、既に取り壊しが決まっていました。
キハ52とともに貴重な鉄道遺産が消えていきます。
庫内にはラッセルヘッドを取り付けたDD15形ディーゼル機関車の姿も見えます。

3日目の昼食
〜飛騨牛のステーキ〜
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糸魚川から高山までは約180キロを北陸自動車道、東海北陸自動車道と乗り継ぎます。
高山には予定通り昼過ぎに到着し、早速予約しておいた店で昼食をとります。

「ワイドビューひだ」を撮影
〜久々野-飛騨一ノ宮〜
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少し時間ができたので、妻を美術館へ送り届けて、高山本線の撮影に向かいました。
岐阜方面からの列車が山間部から高山盆地へ下ってくる辺りで、高山本線の特急列車「ワイドビューひだ」を狙います。

高山散策
〜古い町並〜
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妻と合流して宿のチェックインを済ませてから、古い町並を散策しました。
五平餅、飛騨牛の串焼き、飛騨牛の握りなどつまみながら歩きます。
一息ついたとは言え、よく食べられるものだと少し驚きました。

3日目の夕食
〜宿でくつろぐ〜
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高山では宿で夕食をとりました。貸切の露天風呂からあがり、冷たいビールで喉の渇きを癒します。 予約済みのコース料理は量も多く、前日までの海のものとは別の満足感を味わうことができました。
山葡萄酒の食前酒から始まり、先付の白子豆腐、前菜、椀物、蓋物などが次々に供出されます。
写真は、その中でもメインの飛騨牛の陶板焼きです。朴葉(ほおば)味噌で焼く飛騨牛は格別です。

再び「ワイドビューひだ」を撮影
〜飛騨小坂-渚〜
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4日目は宿で朝食を済ませると、チェックアウトを妻に任せて高山本線の撮影に出かけました。
高山本線らしい景色を求め、渓谷沿いを南下して撮影ポイントに到着です。 何本かの列車を撮影して高山に戻りました。

糸魚川に戻りキハ52を撮影
〜お土産〜
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予定通り飛騨牛の握りを購入済みの妻と合流して、糸魚川に向かいます。 途中のサービスエリアでは、昼食の「ぶりしゃぶ」も楽しみました。
糸魚川インターチェンジで北陸自動車道を降りて、頸城大野の近くでキハ52の走行写真を撮影します。
レンタカーを返却して、糸魚川駅でキハ52関連グッズを購入しました。

キハ52よ永遠に
〜最後の撮影〜
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越後湯沢行の特急「はくたか」を待つホームから大糸線のキハ52を撮影しました。
車輌の置き換え前に、もう一度撮影しておきたかったのですが、2009年の年末から体調を崩し、叶わなかったのが心残りです。

撮影結果の一部は Photo > 最近の撮影 をご覧ください。


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