「トワイライトエクスプレス」で行く北海道再び 〜初夏の北海道旅行〜

(2010年6月)

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2009年の北海道旅行は直前で妻の都合が悪くなり、一人旅で鉄道写真撮影を堪能しました。
それはそれでも良かったのですが、折角の北海道です。
再び「トワイライトエクスプレス」のチケット入手にトライして、妻と二人で鉄道旅行を楽しみました。
今回は、復路に青森から「あけぼの」を利用して、往復とも寝台特急列車の旅となりました。

「トワイライトエクスプレス」で行く北海道再び

寝台特急列車を利用した北海道への旅は、チケットの入手から始まります。
都内の「みどりの窓口」に通うこと数週間、早起きが辛いのですが仕方ありません。
それでも、ロイヤルのチケットが入手できたときは苦労が報われて喜びもひとしおです。
矢張りスイートは取れませんでしたが、ディナーも希望通りに予約が出来ました。
復路の「あけぼの」はA個室寝台を二人で利用しますが、こちらのチケットは、あっさりと入手できました。
再び、初夏の北海道の旅が始まります。


【一日目】 東京〜大阪

「のぞみ」は西へ
〜まずは大阪に向かう〜
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旅のスタートは、東京駅です。北海道とは反対方向の西へ向かいます。
乗車券は、東京(都区内)から東海道・湖西・北陸・信越・羽越・奥羽・津軽・海峡・江差・函館・(静狩)・千歳・函館の各線経由で旭川まで購入しました。
「トワイライトエクスプレス」に大阪から乗車するため、大阪・山科間の往復乗車券を別途用意します。
北海道では、白石・札幌間が重複乗車となりますが、白石に停車しない特急列車利用時の特例で、この区間の乗車券は不要になります。(2010年6月現在)

「日本海」との出会い
〜上り4002レを撮影〜
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新幹線を新大阪で下車し、在来線ホームに出ると上り「日本海」の表示がありました。
このチャンスを逃す筈がありません。早速カメラを用意して新大阪駅の入線を撮影しました。
その後、大阪駅でも停車中の「日本海」を撮影し、回送で出て行くまで見送りました。

「トワイライトエクスプレス」
〜ロイヤルは二人利用でも快適〜
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2010年3月のダイヤ改正で、大阪の発車時刻が少しだけ早くなりました。
定刻の入線です。
車掌さんにお願いして、車輌を背景に二人の写真を撮り、早速2号車のロイヤルに乗り込みました。
運良く、座席は進行方向に向き、スイートの隣で比較的車輌の真ん中に近く、快適でした。

海老ピラフとオムライス
〜ランチタイム〜
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検札と朝食の予約を済ませて、食堂車ダイナープレヤデスでランチタイムです。
妻はオムライスを、私は海老ピラフを注文しました。

窓の外は雨ときどき曇り
〜敦賀機関区を横目に〜
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ダイナープレヤデスの琵琶湖の眺望も生憎の雨模様です。
毎年、この時期に北海道へ向かいますが梅雨時故、雨は覚悟の上です。
梅雨の無い北海道を楽しむためなのですが、最近は渡道後も天気が芳しくありません。

車窓は交直流電車が休む敦賀機関区です。

午後のひととき
〜のんびりと車窓を楽しむ〜
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食後はロイヤルの一室でのんびり過ごします。
車内販売で「トワイライトエクスプレス」のグッズを購入しました。
今回は、腕時計などを買い求めました。
甘いものが欲しくなり、アイスクリームも買いました。

北陸の停車駅
〜金沢〜
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北陸地方では、いくつかの駅に停車します。
金沢駅からの乗客はあまりいませんでした。

ディナー
〜ダイナープレヤデス〜
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親不知の辺りで食堂車からアナウンスがあり、ディナーに向かいます。
早速ワインを注文してディナーの始まりです。
2009年は一人で愉しみましたが、矢張り二人の方が宜しいようです。

トワイライトエクスプレスのディナーは、季節ごとにメニューが変わるのが楽しみです。

夕陽は何処?
〜ダイナープレヤデスの車窓〜
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この年も日本海に沈む夕陽を拝むことは出来ませんでした。
梅雨時では仕方ありません。
夕陽を狙うのならば、時期を選んだ方が良さそうです。

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【二日目】 五稜郭〜旭川〜富良野〜札幌

早朝のサロンカー
〜サロンデュノール〜
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一夜明けて、北海道に上陸しました。
早朝のサロンカーは人影も無く、とても静かでした。

「カシオペア」との出会い
〜五稜郭〜
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「トワイライトエクスプレス」は函館には入らずに五稜郭で機関車を交換します。
その停車の間に、上野発の寝台特急「カシオペア」に抜かれてしまいます。
お互い、季節列車で毎日走る訳ではないので、貴重な対面です。
日の長い季節だけ、撮影できます。

着陸するジャンボジェット機
〜新千歳空港〜
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北海道内も天気は悪く、噴火湾沿いも随分と暗い状態でした。
食堂車で朝食を済ますと、後は終着まで部屋でゆっくりと過ごします。
札幌に近づくに連れて天気は回復してきました。
南千歳駅の手前では、新千歳空港に着陸する旅客機が見えました。

間もなく終着の札幌です。

到着した「トワイライトエクスプレス」
〜札幌〜
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大阪を出て約22時間、終着の札幌に到着です。
途中、遅れも無く無事に着きました。

昼食は旭川で
〜旭川駅〜
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札幌からスーパーカムイで旭川に向かいます。
旭川到着は午前11時50分、東京を出て28時間30分の長旅が終わりました。
昼食は、旭川で雲丹いくら丼をいただきました。

食後はレンタカーを借りて、富良野に向かいます。

花を楽しむ
〜ファーム富田〜
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中富良野町のファーム富田で花を眺めました。
ラベンダーが有名ですが、季節が早く見ることが出来ません。

富良野・美瑛ノロッコ号の撮影
〜下り列車を後追いで〜
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旭川への帰路、ノロッコ号を撮影しました。
妻もコンパクトデジタルカメラで参戦しました。

新旧交流電車
〜旭川〜
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旭川に戻り、レンタカーを返却して札幌に向かいます。
旭川駅ではかつて急行「かむい」にも使用された711系と「スーパーカムイ」が並びます。

北海道の夕陽
〜「サロベツ」の車窓〜
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旭川から札幌へ向かう特急「サロベツ」から夕陽を眺めます。

特急「サロベツ」
〜札幌〜
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旭川から乗車した特急「サロベツ」は稚内始発です。
旭川・札幌間は、電車特急に負けない俊足で走ります。

お決まりの夕食
〜札幌ファクトリー〜
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札幌の夜は定番の札幌ファクトリーです。
いろいろなビールを楽しみました。

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【三日目】 札幌〜洞爺湖〜大沼

朝食は雲丹と蟹
〜場外市場〜
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翌朝、札幌から一駅先の桑園で下車して場外市場へ向かいます。
途中、道を間違えて随分と遠回りをしてしまいました。
お陰で丁度良い具合にお腹が減りました。
朝から雲丹と蟹の丼を食しました。

「トワイライトエクスプレス」を撮る
〜南千歳〜
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食後は、昼食の弁当を買いに新千歳空港へ向かいます。
途中の南千歳では「トワイライトエクスプレス」に遭遇しました。

ちょっとブレーク
〜新千歳空港〜
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朝食後、コーヒータイムを設けていなかったので、空港で一息入れました。
その後、昼食の弁当を購入しました。

「スーパー北斗」に乗る
〜洞爺〜
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新千歳空港から南千歳に戻り、「スーパー北斗」で洞爺に向かいます。
振子式のディーゼル特急は速いのですが、少々揺れます。
妻は、この揺れが苦手な様で、長時間乗ると酔ってしまいます。
南千歳・洞爺の間くらいは大丈夫だった様です。

湖畔でお弁当
〜かに弁当〜
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洞爺からはレンタカーを借りて大沼に向かいます。
その前に弁当で腹ごしらえです。
洞爺湖畔は思いのほか寒く、上着を着てお弁当を食べました。
食べ終わった頃に雨が降ってきたので、慌てて車の中に逃げ込みました。


〜洞爺湖〜
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生憎の天候で洞爺湖は霧に包まれていました。
有珠山も見えず、とても残念な気持ちです。
有珠山ロープウェーは諦めて、洞爺湖ビジターセンターの火山科学館を訪れました。
洞爺湖近辺は火山活動が活発で、近年も大きな被害をもたらしています。
とても勉強になり、火山の怖さも身に染みました。
鉄道趣味的には、室蘭本線の不通で、函館・札幌間の優等列車が函館本線小樽経由の所謂山線廻りになった事が記憶に残る出来事です。
寝台特急列車も例外ではありませんでした。

蒸気が立ちのぼる火山
〜昭和新山〜
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有珠山は全く見えませんでしたが、昭和新山は少し見ることが出来ました。
今でも蒸気が立ちのぼっています。

列車撮影
〜国縫附近〜
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上り札幌発大阪行8002レ「トワイライトエクスプレス」を撮影するため、移動しました。
撮影ポイントに到着したときにDF200形ディーゼル機関車の単機がやって来ました。
キタキツネの姿も見ることが出来ました。

今宵の宿
〜大沼公園〜
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大沼公園内のホテルに宿泊します。
一昨年の夏も利用したので気軽に利用出来ます。
それでも、この年は沢山の宿泊客がいました。

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【四日目】 大沼〜函館〜青森

「カシオペア」を撮る
〜江差線〜
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翌朝は午前3時に起床して、青函の寝台特急の撮影に出掛けました。
この区間を走る「カシオペア」は、日の長い時期にしか撮影できません。
好天を期待したのですが、6月の津軽海峡は霧の日が多いのです。
撮影できただけでも良しとして、大沼に引き返しました。

再び「カシオペア」を撮る
〜函館本線〜
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大沼に戻ると、「カシオペア」はまだ通過していませんでした。
早速カメラを構えて、列車を待ちます。
大沼の辺りも霧が出ていました。
ヘッドライトを輝かせて、「カシオペア」はやって来ました。

「北斗星」を撮る
〜函館本線〜
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一度、宿に戻って妻を迎えに行き、「北斗星」を撮影してから函館に向かうことにしました。
大沼近辺では、早朝に寝台特急列車が通過するので、その後の観光などのスケジュールには影響がありません。
一日を十分活用できる訳です。

朝食は雲丹丼
〜函館〜
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函館では、いつも雲丹丼をいただきます。
この時期にしか食べられない塩水うにの丼です。

函館観光
〜五稜郭〜
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午前中は函館市内の観光に充てました。
函館港と青函連絡船が見える坂や五稜郭を訪れました。



古い電車に乗る
〜函館市電〜
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市電の一日乗車券を購入して、市電に乗って時間を潰しました。
これは、妻の提案によるものです。
函館駅前から偶然、古い電車に乗ることが出来ました。
函館駅前から谷地頭まで乗り、十字街に戻って函館どつく前まで乗りました。
再び函館駅前に戻り、市電の探索は終了です。

函館から青森へ
〜スーパー白鳥〜
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函館で昼食を済ませて、青森に向かいます。
昼食は、朝食と同じ店で雲丹丼をいただきました。
疲れが出てきた所為か途中はうとうととして、青函トンネルの通過は、よく覚えていません。

写真は青森駅に進入する「スーパー白鳥」です。

青函連絡船の見学
〜八甲田丸〜
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青森からは寝台特急「あけぼの」に乗車します。
出発までの時間を青函連絡船「八甲田丸」の見学に充てました。
以前、函館で「摩周丸」を見学したことがありますが、今回の目当ては「八甲田丸」に格納されている実物の列車です。
車輌を船に固定する装置と共に興味深く見学しました。

青函連絡船内の鉄道車輌
〜キハ82〜
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一番見たかったのが、このキハ82特急形気動車です。
長い間北海道で活躍した車輌です。
私が現役時代を知っているキハ80系は、キハ81を先頭にした特急「いなほ」です。
1970年代前半の頃と記憶しています。
残念ながら北海道のキハ80系は見たことがありません。

乗車前の腹ごしらえ
〜青森駅前で鮨を食らう〜
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旅も愈々終わりです。
あとは上野行の寝台特急に乗ってしまえば、家路につく事になります。
夕飯には少し早い時間なので、軽く鮨をつまんでおきます。
列車内での食事も考えて、お酒は止めておきました。

寝台特急「あけぼの」に乗る
〜青森〜
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この旅で最後に乗車するのは、青森発上野行寝台特急「あけぼの」です。
もちろん、始発から終着まで乗り通します。
いつも眺めているだけの列車でしたが、ようやく乗る機会がやって来ました。
上野口では牽引機がEF64形直流電気機関車に変わってしまいましたので、EF81形交直両用電気機関車の「あけぼの」は久し振りに目にしました。
赤い機関車に青い客車は、とても似合っています。

一人用A個室寝台を二人で利用
〜シングルデラックス〜
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「あけぼの」には、北海道へ渡る寝台列車のような食堂車はありません。
それでも、A個室寝台、B個室寝台、B開放寝台が連結されています。
A個室寝台は一人用のシングルデラックスですが、二段ベッドになっていて二人での利用も可能です。
以前乗車した東京・大分間の寝台特急「富士」のシングルデラックスよりも広くて快適です。
青森を定刻に発車して、早速買い込んだつまみとビールで乾杯です。

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【五日目】 高崎〜上野

早朝の停車駅
〜高崎〜
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矢張り疲れていたのでしょうか。
夜食を食べるのも忘れて、秋田を過ぎた頃には横になっていました。
気が付けば上越国境を走行中です。
牽引機も長岡からEF64に変わっている筈です。

高崎に停車して、あとは通勤電車の隙間を縫って終着駅を目指します。

終着駅に到着した「あけぼの」
〜上野〜
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東京から西へ向かい、大阪発の寝台列車で北海道へ渡り、帰路もすべて列車を利用した長い行程が終わりました。
最後に乗った「あけぼの」は、約13時間の乗車でしたが、それでも、あっという間でした。
これだけ列車に揺られていると、いい加減に揺れない場所で休息を取りたくなる筈です。
それなのに、気が付けば、次はどの列車に乗って何処へ行こうか、と妻と相談を始めていました。


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