登山年月日 | 2011年12月10日 |
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参加人数 | 大人 2人 |
日程 | 日帰り |
天候 | 晴れ |
距離 | 22.0Km |
時間(休憩を含む) | 8時間05分 |
スタート地点標高 | 190m (京王電鉄高尾線高尾山口駅) |
最高点標高 | 857m (陣馬山山頂) |
ゴール地点標高 | 219m (JR中央本線藤野駅) |
標高差(最大) | 667m |
累積標高 | +1519m、-1490m |
気温 | -2℃ (八王子市 午前7時の参考値) |
(※ 標高、距離には誤差が含まれます)
四季を通して山歩きを楽しむには、少なくとも月に一度は出掛けたいものです。
12月に入って標高の高い山は雪が積もり、かなりの重装備をしないと危険です。
そんな冬の時期には低山での山歩きを楽しむのが良いと思って、『関東ふれあいの道』の高尾山から陣馬山の“鳥の道”を歩きました。
歩行距離は20キロを超えていて、これまでの山歩きの一日の歩行距離では最長となりました。
高尾山の玄関口は京王電鉄の高尾山口駅です。
登山コースは複数あるので、出発前にコースの確認をしておきます。
※コースの途中にはトイレがありますが、計画的に利用するようにしましょう。
ケーブルカーの始発は午前8時と表示されています。
すでに待っている乗客もいるようですが、我々は歩いて登ります。
「ケーブルカーのりば」のすぐ横の登山口が稲荷山コースの入口です。
稲荷山コースは、整備された階段の道から始まりました。
ようやく太陽があたるようになりました。
青空が広がる気持ちの良い天気です。
途中に眺めの良い休憩所があります。
筑波山や東京スカイツリーが一望できました。
稲荷山コースは尾根伝いの道で、眺めのよい登山道です。
山頂に近づくと木々の間から真っ白な富士山が見えました。
山歩きの前日は東京郊外に初雪が降りました。都心は降らなかったため東京都の記録上は雪にならず、“幻の初雪”となったようです。
登山道の所々に雪が残っていました。
高尾山山頂には売店やトイレがあります。
朝早い時間で売店の営業は始まっていませんが、飲料の自動販売機が設置されています。
トイレは改修工事中で、山頂から下に行ったところに、工事現場などで見られるような簡易トイレが設置されていました。
高尾山の三角点です。
少しだけ休憩をして出発します。
先はまだ長いのです。
高尾山から西に向かう登山道に入ります。
道は三本に別れていますが、景色の良さそうな真ん中の道を進みました。
もみじ台からは富士山がよく見えました。
この先も随所で富士山が見えます。
折角稼いだ高さも、長い階段でずい分と下りてしまいました。
縦走のコースは登ったり下ったりの連続です。
雪や霜が融けると泥濘の道となります。
階段にはゴザが敷かれていて、安心でした。
一丁平からも富士山がよく見えます。
雪の残る道を歩きながら、城山(しろやま)に着きました。
城山から陣馬山までは、東京都と神奈川県の県境を歩く道です。
山頂の売店も営業が始まっていました。
高尾山から陣馬山のルート上には、売店やトイレが整備されています。
木々の間からは相模湖と富士山が見えました。
この辺りでJR中央本線を南から北に横断します。
鉄道は小仏トンネルの中を走っていて、見えません。
小仏峠から急な登り坂を上がると尾根道に出ます。
影信山の手前で東南方向(右手)に海が見えました。
山頂付近に三角点があります。
影信山には幾つかの登山道があり、別方向から登ってくるハイカーも大勢いました。
大きな売店があり、休憩用のベンチも沢山あります。
とても賑やかな山頂でした。
富士山の山腹には雲が掛かっていました。
時間は早いのですが昼食にします。
暖かいラーメンで体を暖めます。
食事を摂って力を付けたところで陣馬山に向かいます。
日陰は雪が凍っているところがあり、滑らないように注意します。
日向は雪や霜が融けてぬかるんでいて、これも滑りやすい道です。
特に下り坂は神経を遣いました。
補助のためもあって、ここからストックを使いました。
紅葉の盛りは過ぎてしまっていますが、所々赤く染まった木が残っていました。
登り下りが連続する厳しい尾根伝いの道で、紅い葉に少しだけ癒されました。
影信山から陣馬山までの道は、沢山のハイカーやトレイルランナーが行き交っていました。
相模湖方面からの登山道が合流する明王峠は、昼時ということもあって混雑していました。
陣馬山の山頂が近くなって標高が上がると、雪を踏む道になりました。
山頂の直ぐ下は、ひどい泥濘でした。
泥が靴に団子状に纏わりついてきます。
足を出すと、ぬるぬると滑って転びそうになります。
白い馬の像が象徴的な陣馬山の山頂です。
陣馬山からも富士山はよく見えました。
昼過ぎになり、太陽の位置の関係でスッキリとした姿ではありません。
山頂ではコーヒーと甘いもので休憩を取りました。
陣馬山からの下山は一ノ尾根を下ってJR中央本線の藤野駅に出ます。
案内板の落合を目指します。
山頂直下は泥濘や雪の残る道ですが、少し下りてくると落ち葉が敷き詰められた歩きやすい道になりました。
所々細い尾根道になりますが、危険は感じません。
尾根を下りて樹林帯を抜けると視界が開けます。
ここからは道も舗装され、集落の中を歩きます。
竹林の横を歩きます。
沢井川沿いの道路に出ます。
振り返ると、来た道の入口には陣馬山登山口とありました。
道路に出たすぐのバス停には20〜30人ほどのハイカーが藤野駅行のバスを待っていました。
我々は歩いて駅に向かいます。
歩道のあるトンネルを歩きます。
車は先に進入したほうが優先となる仕組みで、トンネルの途中ですれ違うことはありません。
写真は藤野駅手前の踏切です。この踏切を渡り右手に進むと藤野駅は直ぐです。
踏切を渡った直後に警報音が鳴り、駅のアナウンスが上り列車の到着を案内しました。中央本線は高尾以西は本数が少なくなるので、これを逃すと駅で待たされることになると思い、猛ダッシュしました。
改札を抜けて跨線橋の登り階段を何とか駆け上がって、列車に間に合いました。
なので、藤野駅の写真を撮る余裕はありませんでした。