登山年月日 | 2013年 5月 3日 |
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参加人数 | 大人 2人 |
日程 | 日帰り |
天候 | 快晴 |
距離 | 12.3Km |
時間(休憩を含む) | 5時間40分 |
スタート地点標高 | 38m (新大平下駅) |
最高点標高 | 419m (晃石山山頂) |
ゴール地点標高 | 38m (新大平下駅) |
標高差(最大) | 381m |
累積標高 | +646m、-646m |
気温 | − |
(※ 標高、距離には誤差が含まれます)
2013年二回目の『山歩き』は、やはり栃木県の山からコースを選びました。
妻が新しい登山靴で臨んだ前回の『山歩き』では、まだ足に馴染まずに苦労していたため、靴慣らしに低山のハイキングコースを歩くことにしたのです。
山の神社は焼鳥と玉子焼が有名で、今回は“食”を主なテーマに据えての『山歩き』としました。
インターネットサイトのコース図では、太平山から晃石山を回る道が案内されていましたが、神社の茶店の開店時間に合わせて逆回りに歩くことにしました。
簡単なハイキングコースとの思い込みから十分な準備をせずに、何度も道を間違えては後戻りすることになったのは大きな反省点です。
なお、GPSの記録からは道に迷った箇所(約1.3Km)を省いています。
日の出の時刻が早くなり、早い時間からスタートできる季節になりました。
鉄道の駅からスタートできるコースは、気軽に歩くことができます。
空気の澄んだ朝、往路の車窓からは浅間山から榛名山、上越国境の山々、赤城山、日光連山、筑波山をぐるりと眺めることができました。
※コースの要所にはトイレがあります。安心して歩くことのできるコースです。
駅からは住宅地と畑の混在する中を歩きます。
周囲には多くの葡萄畑が目に付きました。
栃木駅で東武日光線と接続するJR両毛線は、この付近では東武日光線と並行して線路が敷かれています。
両毛線の大平下駅もハイキングコース最寄の駅として利用されています。
JR両毛線の踏切を渡った場所に案内板がありました。
軽く目を通して先に進みます。
麦畑と葡萄畑の間の道を左に折れて、山裾に続く道に入ります。
角の案内を見落として、少し先まで歩いてから様子が違うことに気づいて引き返してから、この道に入りました。
近くには雉の姿を見ることもできました。
山は藤の花が見頃です。山の中腹の所々に紫色の塊を見ることができます。
山裾の道から出て、道路を渡ります。
交通量が多いので、注意します。
道なりに歩くと大中寺に行き当たりました。晃石山へは大中寺を通らない道を選ばなければいけないはずです。
間違いに気づいて、来た道を戻ることにしました。
大中寺の山門から引き返して二、三分ほど歩くと清水寺への分岐を見つけることができました。
あまり起伏のない道を西へ進みます。
途中には地図にもコースマップにも載っていないキャンプ場があります。
山は花の季節を迎えています。道の傍らには様々な花を見ることができます。
シャガはアヤメ科の花です。
舗装された林道に出ると間もなく清水寺に着きます。 スタートの駅からここまでは、ハイカーの姿を見かけることはありませんでした。
清水寺の藤棚の下にあるベンチで休憩をとりました。
妻の作った握り飯を口にして、関東平野を見下ろします。
遠く筑波山の姿を見ることもできました。
休憩を終え、晃石山への道を進むことにしました。
清水寺の本尊は十一面千手観音で、登山道手前の観音堂に安置されています。
登山道に入ると上り易い階段が続きます。
道は階段から岩場の急登に変化します。 しばらく、固い岩の道をよじ登ります。
清水寺から晃石山までは標高差が約250メートルあります。
山頂までに何組かのハイカーを目にしました。清水寺の駐車場に車を置いてから上がってくる人たちが多いようです。
登山道から石段を上り、鳥居を潜ると山頂直下にある晃石神社です。
晃石神社での参拝を済ませ、社の横手から山頂に向かいます。
太平山へは、晃石山山頂を巻く道が右手に分けています。
小さな鳥居を潜ると祠のある晃石山に到着しました。
数人のハイカーがのんびりと過ごしていました。
山頂にいる間にも、何組かのハイカーが訪れては桜峠や太平山方面に下りていきました。
晃石山山頂には、一等三角点がありました。
山頂からは男体山を始めとする日光連山がよく見えました。
JR両毛線の岩舟駅から太平山までは「関東ふれあいの道」にも選ばれています。
晃石山から太平山までの尾根道には多くのヤマツツジを見ることができます。
背の高い樹林の中を進みます。
太平山までには多くのハイカーと擦れ違いました。
太平山山頂へは「富士浅間神社」に向かいます。
右手の巻き道を行けば、急登を避けて太平山神社に行くことができます。
木の根を踏む急登を上りきると富士浅間神社に到着です。
盗難防止のため、賽銭箱は置いていませんでした。
太平山山頂は社の裏側になります。
富士浅間神社の後ろ側に山頂があります。
樹木に囲まれていて、展望はまったくありません。
富士浅間神社からの下りは急な斜面です。足下に気をつけて足を運びます。
登山道の途中に、太平山神社奥宮が祀られています。
参拝してから下山を続けます。
山道を下りると、太平山神社に到着しました。
神社近くには駐車場もあって、多くの参詣者が訪れていました。
太平山神社のお参りを済ませて、近くの茶店で休憩します。
この日の目的の一つである玉子焼と焼鳥を注文します。
まずは、玉子焼が運ばれてきました。妻と二人で一つを頼みました。
ふっくらとした食感で卵をしっかりと味わえる美味しさです。
続いて焼鳥です。
焼鳥は、一皿三串を二皿注文しました。炭焼きの香ばしさが口の中に広がります。
味覚を十分に楽しんだ後は、駅に向かって出発します。
昼近くになって連休の賑わいが始まりました。
車が次々に上って来て、観光客が増えてきます。
下山する私たちは、土産物店で「トチ実大福」を買い求めました。
車道を歩く道から山道に入らなければいけない場所を通り過ぎてしまいました。
この日三度目の間違いです。
ハイキング用のコースマップを見ながら歩いていたのですが、分岐点を見逃してしまうようです。
舗装路から山に入る道を見つけて、尾根に沿って下山します。
枯葉が積もる少し荒れた山道です。
山にはイノシシが潜んでいるようです。
山道から下りて、平坦な舗装路になりました。
JR両毛線、県道、東武日光線を越えるとゴールはもう直ぐです。
何度も道を間違えながら、新大平下駅に到着しました。
好天に恵まれて楽しい時間を過ごすことができましたが、正確な地図で事前によく確認する癖を付けないといけないことを思い知らされた『山歩き』となりました。